買取成約事例（詳細版）

富山県の『越中資料集成』14冊をまとめて一括査定

今回は見出しのような書籍の一括査定を承りました。

こちらは桂書房より出版された全17冊のシリーズなのですが(全14巻＋別巻1と2(上下)の3冊。）発行をスタートした昭和62年から現在に至るまで5.6.13巻は発行されていないようです。

そのためお写真にある14冊で全巻揃いということになります。

すべて箱入りで、状態がよく分かるお写真もお送り頂けたようですね。

こういった状態の分かるお写真を一緒にお送りいただくとお見積もりの参考になります！

実際の買取額に近い査定額をお伝えしやすいのでおすすめです！

さて、一般的に未刊行になる要因は様々な事が考えられますが、同じく添付されたお写真に出版社からのチラシが含まれており、

そちらをご覧いただくとお察しいただけるのではないでしょうか。

こちらです。

※一部抜粋※

・「全巻予約をお願い！」

・「分冊購入は可能ですが、できるだけ二巻以上のお申し込みを期待します。」

など、ほかにも刊行に当たっての心境でしょうか、「恐怖と期待」と記して赤裸々に綴られております。

どうにか全巻人々の手に渡ってほしい、そんな思いが伝わってきますが残念ながらその願いは現時点では叶っていないようです。

そんな全巻発売に至らなかった幻の『越中資料集成』、40,700円という高額査定です！

出版に関わった人たちの思いを考えるとちょっぴり切ないシリーズとなってしまった訳ですが、その価値は認められたのではないでしょうか。

上のチラシに書かれた「年間二～三巻のペースで発行、五～六年にわたる」という発行計画からはかなり遅れてしまってはいますが、未刊の部分もいつか日の目を見ることを願って・・・。

スタッフA

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