2024.12.01
買取成約事例(詳細版)
今回は見出しのような一括査定を承りました。タイトルに書きましたように、非常に古く貴重な書籍をお出しいただきました。
一番新しいもので
(著) 、淡交社 加藤 唐九郎
ございましたが、こちらを除けば他のものは昭和30年代までのものばかり…!
今回の中で一番古かった本の出版年が天保2年。それは西暦でいうと1831年(!)ですから、190年~70年ほど前に出版された本がご自宅にあったということですね。
「古い」と一括りにしてしまいましたが、その間にも120年という時間が横たわっているわけで、ご家族の中で大事に受け継がれてきたものであるということが伺えます。
もし、ご趣味として1人で集められたものだとしても、やはりそこにはこの本を繋いできた沢山の人たちの存在があるはずです。どちらにしても歴史の重みを感じますね。
古書店様が査定の際に気にされるのは以下のような情報かと思います。
・・・こちらは言わずもがなですね。当サイトは本の写真を添付するだけでプロの古書店さんが査定額を算定してくれるということを売りにしております。
今回の事例ではまったく問題はなかったのですが、稀に添付いただいたお写真から本のタイトルが読み取れない場合がございます。中には装丁を見るだけで本の特定が出来てしまう古書店さんもいらっしゃいますが、それも特徴的なデザインである場合などに限られ、全ての商品に関して可能なわけではありません。さすがにタイトルが分からなければ本の同定が難しい=査定ができません。
お写真を添付される際は「サイズが小さすぎないか」「ブレていないか」「他の本の影になってしまって見えなくなっている本がないか」など1冊1冊のタイトルができるだけはっきりと見える写真になっているかご確認いただくと良いと思います。
なお、上の画像の上段、左から2番めのものは『歩兵第三十三聯隊絵葉書』と書いてあります。古本一括査定.comでは本以外の絵葉書・古葉書などの紙ものの査定対象となります。今までにも何例も買取成約となった事例がありますので、ご自宅に眠っているものがございましたら、お気軽に査定依頼してみてくださいね。
また、意外と査定額に関係しそうな情報が他にもあります。それは…
です。「本の状態」については、お察しが付くかと思いますが「破れがある」「濡れ痕がある」「書込みがある」などの減額要因となりそうな状態です。これらが後に分かると、事前にお示しした査定額よりも実際の査定額が下がってしまうことがあります。
そして、「出版年」についてです。本には様々な事情から版元が変更になったり、増補新訂版が出版されたり、同じようなタイトルでも出版年が異なるケースというのがまま存在します。中には「初版であれば希少価値が付いて高く買取れる」というようなこともあり、出版年の違いをシビアに捉える古書店様は意外と多いです。特に今回のような古い本では、初版から現在までの間に何種もの版が出版されている可能性があり、それぞれの評価が異なることもあるので注意が必要です。
例えば、上の画像は今回お出しいただいた『講談社の絵本』シリーズの5冊なのですが、中には初版なら高い値段で取引されているというものもあります(状態などにより値段にはバラツキがあるケースもありますが…)。
やはり査定額はできるだけ正確なものが知りたいですよね。上記のような理由から「出版年」「状態」をできるだけ予めお知らせいただくことがオススメです。
ただ、「出版年」「状態」が分かるように1枚ずつ写真を撮っていたら大変ですよね。そこで役に立つのが申込みフォームにある「書籍リスト・ISBN【任意】」にご用意した「テンプレート」です。
こちらにお分かりになる範囲で結構ですので、書籍の情報をご入力、依頼時に添付してください。(※ただし、こちらの添付は必須ではなく任意です。)
今回のケースではお客様がこちらを活用する形で「タイトル」「出版年」「状態」の他に「出版社」までご入力、シェアしてくださいました。古書店様も査定が非常にやりやすかったと思います。ありがとうございました!
これから大掃除の季節ですね。お家の中を掃除しながら、大切な本は誰かに使って欲しいな…と考えていらっしゃるそこの貴方!きちんと貴方の本を評価してくれる古本屋さんを探したいのであれば、ぜひ古本一括査定.comを利用してみてくださいね。
スタッフN
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