2024.08.15
買取成約事例(詳細版)
今回は上記見出しのような書籍の一括査定を承りました。
『古事記 三帖 慶安年僧賢瑜書 国宝真福寺本 複製本』・・・漢字ばかりが21文字も並んでおり、????となってしまいますが、
どういう意味かと言いますと、「古事記 3冊 ・慶安年間に、賢瑜という名の僧が書いた(書き写した)、国宝である真福寺本の複製本」という意味になります。
『古事記』はご存知の方も多いと思いますが、神話時代から推古天皇までの時代を記した歴史書のこと。
神話が多く、歴史書としては信憑性に欠ける部分もありますが、「日本神話」としてなじみの深い書物になっています。
また「万葉仮名」と呼ばれる平仮名誕生以前の文字が使われていることから、国語学的な研究資料としての価値も高いとされているようです。
次に、「賢瑜」という名の僧。こちらは、名古屋市にある大須観音(真福寺寶生院)の初代別当であった「能信」という僧の孫弟子にあたる方だそう。
この「能信」は、学問に優れた人物で、国内外の貴重な書物を収集し、寺に所蔵。現在でも15,000冊もの書物が収められ、そのうちの多くが国宝や文化財に指定されているそうです。
それらの蔵書は「真福寺本」と呼ばれ、その中でも「賢瑜」が書写した古事記は、現存する古事記の最古のテキストとして1905年(明治38年)に国宝指定されました。
今回は、そんな国宝指定の書物の複製本をご依頼いただいたというわけです!
しかも、この複製本、木箱入りの限定1500部!これは良い値が付かないわけがありません・・・!
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スタッフO
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