買取成約事例（詳細版）

谷崎潤一郎全集・折口信夫全集別巻  などの一括査定

今回は見出しのような一括査定を承りました。

谷崎潤一郎全集の方は全26巻のうちの不揃い7冊、折口信夫全集は別巻のみ3冊、計10冊で12,000円のお取引です。すごいですね。

お写真を拝見する限り、全て函付き・帯付きのようですし、これが全巻揃いであったならばさらに高額買取が期待できること間違いなしです！！

さて今回は、特に高値がついたと思われる『谷崎潤一郎全集』に触れてみようと思います。

一般的に全集ものには、あまり良い値がつかないことが多いのですが、こちらの全集は、中央公論社が創業130年を記念して出版された決定版！

さらに、新たに発見された晩年の日記8冊や、これまでは未収録であった創作ノートを含む初収載の作品が150点以上収録された、谷崎ファンには垂涎ものの全集となっております。

貴重な資料が収録された決定版ともなると、高値がついたことにもうなずけますね。

谷崎潤一郎は、泣く子も黙る文豪であり、その称号は「大谷崎」。世の中に文豪と呼ばれる作家は数多く存在するものの、「大～」とまで称されるのは谷崎だけと言われています。

多くの文豪の作品は、内容は素晴らしいものであるにも関わらず、言葉使いや文章が難解という理由で、主に若い世代の人たちには敬遠されてしまう傾向にあるかと思います。（筆者も若くはないですが、文豪の作品は途中で挫折した経験が何度もあります。。）

その点、谷崎の作品は言葉も易しく、文章も読みやすい。個人的には、写真１枚めの帯の背の言葉を読んだだけでも、興味をそそられてしまいます。

「大谷崎」と称される理由はあまたあるのでしょうが、どの世代にも読みやすく、それでいて引き込まれるような魅力は色褪せない・・・というのは、その条件にあてはまるものとして大きいのではないでしょうか。

最後になりましたが、今回のお取引きでは、お客様から「最高の取引でした！指示なども明確で安心して取引ができました。」とコメントをいただきました。

大切にされていた本を、気持ちの良いお取引で手放すことができると満足度も違いますよね。「古本一括査定.com」は、様々な古書店様が在籍されておりますので、気持ちの良いお取引ができる古書店様がきっと見つかるはずです！

ぜひお気軽に査定依頼してみてくださいね。

スタッフO

230807-008784