2024.03.18
買取成約事例(詳細版)
今回は見出しのような書籍の一括査定を承りました。
小栗虫太郎をご存知ですか?
筆者は知らなかったのですが1900年代初期の推理小説家だそうです。この方、調べてみると評価が両極端でなかなか興味深い人物でした。
代表作といえる『黒死館殺人事件』ですが日本探偵小説史上の「三大奇書」、三大アンチミステリーに数えられている作品だそうです。
言語の難解さ、読みにくさ、ミステリー小説とジャンル分けするには非現実的な構想、再読を躊躇うほどの長編…これらが特徴としてあげられています。
小栗の作品の多くは、創作や小栗の誤った認識が入っており、つじつまが合わないことや理解し難いことだらけだったそうですが、現在では他者によって修正されているようです。
修正を入れても理解できないようですから、小説として大丈夫なのかと正直心配になります。
しかし実際に読んだ方のレビューをいくつかネットで拝読したのですが、「読み終えた達成感だけで、意味は一つも分からなかった。」と難解さを語っているレビューの一方で、「面白かった。」「視点を変えて何度も読んでいる」などハマる人にはハマるようで、読みにくい。理解不能。と言いつつもクセになる。そんな感想を沢山目にしました。
現在でも一定数の読者から支持を得ているようですから実際に手に取った人にしか分からない不思議な魅力があるのでしょう。
そんな小栗虫太郎の作品集、箱も付いており全巻揃いですね。高額査定の要因の1つだとおもわれます!
また、今回の事例ですが査定額より買取額の方が1,000円以上高く取引されておりました。
実際の商品がお写真で見るよりも美品だった結果ではないでしょうか。嬉しい結果ですね!
逆に買取り額が下がってしまうガッカリなパターンもあります。
お写真で伝わりにくいものでしたら大まかな状態でもコメントに記載していただくといいかもしれません。
スタッフA
230716-008653
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