買取成約事例(詳細版)

2024.01.30

買取成約事例(詳細版)

古本買取成約事例 宗教・音楽関連の書籍 140冊 36,520円

仏教(禅宗)を中心とした宗教関連書籍と音楽関連書籍の一括査定

今回は見出しのような書籍の一括査定を承りました。

ざっと写真を拝見した限り、以下のような書籍に良い査定額が付いたのではないかと思います。

『チベット仏教の神髄 単行本 

『道元のコスモロジー―『正法眼蔵』の核心』

『ダンマの顕現―仏道に学ぶ 単行本

『グレングールド演奏術』

『ドイツ歌曲の歴史』

『宗教概念あるいは宗教学の死』 

『バッハの暗号 数と創造の秘密』 

『冬の旅―24の象徴の森へ 単行本

などなど。特に値段が高いと思われる

『神・死・時間 (叢書ウニベルシタス) 』エマニュエル レヴィナス (著)合田 正人 (翻訳)、1994、法政大学出版局

『道元禅師のことば『修証義』入門』 有福 孝岳 (著) 、2010、法藏館

などの注目本もありました。法政大学出版局の「ウニベルシタス」は思想・文化系の専門書好きなら知らぬ者のいない名シリーズ。2024年1月までに1160を超えるタイトルを世に送り出していますが、今回のものもやはりハズレ無しでした。

古い本が値段が低いとは限らない・・・けれども

上記の本は 1990年代から2020年代まで発行年が様々でした。査定額については新しいものが高いとも、古いものが希少価値が高いとも言えず、年代問わず人気があるものには良い査定額がつく傾向にありそうです。

しかしながら、出版から長い年月を経ると新装版や改訂版が発行されることも少なく有りません。

例えば、

『日本人のための宗教原論 あなたを宗教はどう助けてくれるのか』 小室 直樹 (著)

は2000年に初版、2021に新装版が出ていますし、

『ベートーヴェン―音楽の哲学』 テオドール・W・アドルノ (著)

は1997年に初版、2010年に改訂版が出版されており、どちらも現在旧版は売値が下がってしまっています。

 

後者の『ベートーヴェン~』は装丁からお写真のものも旧版なのではないかと想像します。

訳者も旧版と同じにもかかわらず、両者は中古販売価格で2倍以上の値の開きがあるケースを見かけました。

そうなると、当然買取価格も旧版と新版で大きな差が出てくることになります。

最悪の場合、買取にかかる人件費や送料と相殺して利益の出ない旧版本は買取自体がNGになってしまうことも…。

 

もちろん、新版や改訂版が出されているということは、それなりに内容が変わっているのだとは思います。しかし、それでもやはり「同じ本なのに旧版というだけでこんなに扱いが違うのか」とガッカリされる方も多いのではないでしょうか。

「私はもう読まないけど、次の人にも是非この本を読んでもらいたいな」と思われる方は、旧版になってしまう前に買い取ってくれる古書店様を探しましょう。

買い取ってもらえないことには、次の人の手に渡ることもありません。

 

スタッフN

 

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