買取成約事例(詳細版)

2024.01.26

買取成約事例(詳細版)

古本買取成約事例 『夢想神伝流居合 中山博道先生口述』 5冊 9,000円

『夢想神伝流居合  中山博道先生口述』 5冊セットの一括査定

今回は見出しのような書籍の一括査定を承りました。

               

重厚な布張りの函入り 5冊セットです。この佇まいだけでも貴重な書籍であることが伺えますね。定価も高額な書籍です。

 

さて、まず『夢想神伝流居合』とはなにか。日本居合道連盟のHPによると、タイトルにもある中山博道氏が体制化したとされる居合道の一流派のことだそうです。

この中山博道氏、「剣聖」と呼ばれ、明治・大正・昭和の三代にわたり剣・居合・杖道を極めた人物で、彼なくして現在の剣道は語れないとも言われています。昭和初期の剣道界において高野佐三郎氏と並び最高権威者となり、「昭和の剣聖」「最後の武芸者」などと称されているそう。

若い頃は、身長160cm、体重60kg足らずの貧弱な体格から、到底ものにはならないだろうと言われていましたが、睡眠時間を4時間に削り、死ねばそれまでといわれる厳しい修行をして実力を付けたとされる豪傑で、その教えは常に厳しく、妥協のない真の剣の道との呼び声も高いそうです。

こう書くと、厳格な人物を想像してしまいますが、実際の稽古では、弟子や門下生に質問されると質問者が納得するまで厳しくも丁寧に教えてくれる指導者だったそうです。今回の書籍も細かな所作の連続写真が満載で大変丁寧に口述されており、「夢想神伝流居合道を修行する者として 一度は読んでおくべき書」との声も高く、高値がついたことにも納得です!!

 

余談ですが、中山氏は太平洋戦争後、戦犯容疑者として一時収監されてしまいます。戦後は剣を捨てましたが、武道団体の名誉職にあったため今回の書籍のような晩年の口述集が残されたとのこと。「夢想神伝流」という名称は、中山氏の死後に門弟達により称されるようになったそうです。

 

背筋が伸びるような、貴重な書籍をお譲り下さいまして、ありがとうございました!

 

スタッフO

230618-008465

 

安心して信頼できるお店へ買取依頼できるサービス「古本一括査定.com」