買取成約事例(詳細版)

2023.10.27

買取成約事例(詳細版)

古本買取成約事例 郷土史に関する書籍 約50冊 18,500円

日本の郷土史に関する書籍の一括査定

今回は見出しのような書籍の一括査定を承りました。

 

 

重厚な書籍がズラリと並んでおります。どの書籍も大変価値のありそうな書籍ですが今回は全巻揃いだった

『大日本地誌大系 新編武蔵風土記稿 13冊(第一~十二巻、索引篇)』

こちらをご紹介しようと思います。

まず、武蔵・もしくは武蔵国とは江戸時代まで存在した行政区分で、現在の東京都と埼玉県、及び神奈川県の川崎市、横浜市にあたる地域のことです。

新編武蔵風土記稿は武蔵国に関する地誌で、徳川幕府が昌平坂学問所(大学頭林述斎)に命じて編纂した記録です。文化7年(1810)に編纂作業に入り、天保元年(1830)に完成したそうなのですが、なんと全266巻におよぶ地誌となったようです!
調査内容は自然、歴史、農地、産品、神社、寺院、名所、旧跡、人物、旧家、習俗など、およそ土地・地域についての全ての事柄に渡り、地域支配者の協力を得るなど、塾生を各地に派遣し実地調査もしていたとのこと。

当時の状況を知るための貴重で信頼できる唯一の資料として現在も高く評価されているようです。

今回査定に出されたのは江戸時代に編纂された『新編武蔵風土記稿』そのものではなく、雄山閣出版社が編集、1977に発行したものとなります。

雄山閣は戦前から戦後にかけ4期に渡り復刊改訂を繰り返していますが、その第4期では国会図書館に保存された内閣文庫による校正も行うなど、より良い資料を作ろうという飽くなき探求への強い情熱を感じます・・・!

 

今回は書籍も全巻揃いな上に、お写真で見る限りですと保存状態も良さそうなので高額査定も納得です!

また、最初のお写真を拝見すると他にもセットらしき著書がありますね。

全巻揃っていなくてももちろん査定対象となりますが、全巻揃っていれば文句なしに査定額は上がりやすいです!

全巻セットでお持ちだった覚えがあれば今一度探してみてください!あとから別で売るより査定額も古書店さんとのマッチ数もUPするはずです!

 

スタッフA

230320-007894

 

 

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