2023.10.23
買取成約事例(詳細版)
今回は見出しのような本の一括査定を承りました。
全体的にも貴重な本が多い印象なのですが、特に以下のような本に良い査定額が付いたのではないかと推測します。
「鎌倉幕府御家人制の展開」七海 雅人著、 吉川弘文館
鎌倉幕府で御家人、とくれば「いざ、鎌倉!」というフレーズが真っ先に浮かびます。時代を経るにつれ「御恩と奉公」のバランスが崩れ、これに御家人たちが不満を募らせたことが幕府崩壊の一因であると学校では習いましたが、こちらの本ではさらに詳細にその過程と御家人たちの離反理由を分析している模様です。
出版元の本書カタログを確認しますと、定価が11,00円(税抜)と元々お高めです。そして、出版社では〝在庫切れ〟及び〝重版未定〟。
どうしても入手したい方は古本に頼らざるを得ない状況ですので、今回も査定額が高かった理由が分かりますね。
「中世寺社と国家・地域・史料」稲葉 伸道編、 法藏館
こちらは「仏教が広くかつ深く浸透した中世における、国家と寺社、地域と寺社、寺社の組織と経営、史料と思想について、実証的に論じた論文集」です。
(出版元の法藏館カタログより引用。)
こちらも定価は12,000円(税抜)と高いですね。
専門的な知識が詰め込まれている貴重な書籍なので、それなりの定価が付くのは勿論理解できるのですが、これから勉強したい学生さんのフトコロにはとても厳しいと思います。そういった際に古本で入手できることは非常に大きな救いとなるのではないでしょうか。
皆様のご自宅にも、「もう読まないのに積んだままになっている」本、ございませんか?次に読みたい人が待っています。是非、古本一括査定.comで次の方に繋げましょう!
スタッフN
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