2023.09.09
買取成約事例(詳細版)
今回は見出しのような書籍の一括査定を承りました。
お写真ですと著者が分からないのですが調べたところ、林 寛司さんという方が記した書籍のようです。
ご依頼を頂いた『戦時日本船名録』、まえがきを少し読ませていただいたのですが、たくさんの協力者と途方もない歳月と労力をかけて記した貴重な書籍ということがわかりました。
戦時中の混乱した状勢の中では船舶についての正確な資料が残されておらず、なんとかかき集めた資料でさえも微妙なデータの違いから同一船と判断するのが困難だったようです。
限られた資料ではいまだに全貌が不明となっていることもあり、まえがきには読者に情報を集う文言もありました。
より正確な情報を現在も追い求めている、そういった意味ではまだ未完成の書籍ともいえます。
しかし現在までに明らかになっている情報を精査し、11巻に収めた『戦時日本船名録』。
なんと定価は6万円!中古品にも関わらず定価に近い査定額になったのは、状態が良く全巻揃いだった事にくわえて、希少価値も高いのだと思われます。
また、お写真を拝見すると後ろの書籍も映り込んでしまったようですが、分かりやすく赤枠の中の書籍のみが査定対象と分かるコメントを記載してくださいました。
本棚等を撮影する際、お売りいただけない書籍があればその旨も記載していただくと古書店さんも分かりやすく、やり取りがスムーズになるかと思います。
専門的な書物、マニアックすぎて需要がなさそう?そんな事はありません。探してる方がきっといるはずです。
次の方につなぐお手伝いは、古本一括査定.comにご依頼ください。
スタッフA
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