買取成約事例(詳細版)

2021.01.08

買取成約事例(詳細版)

古本買取成約事例 上記(ウエツフミ)コピー本 14冊 35,000円

ウエツフミのコピー本の査定と買取

今回は古文書の「写し」のコピーという変わり種の本の査定と買取の事例をご紹介します。

この古文書は「上記(ウエツフミ。上つ文、上つ記とも)」と呼ばれる古代日本について書かれた文書で、古代文字の一種、豊国文字で書かれています。(背表紙の「ラ」「エ」「ロ」「つ」「と」…のように見える文字、これで「ウエツフミ」と読みます。)

 

写真4枚目の中に「内藤平四郎(後述の幸松の弟子)」「冩(うつす)」という文字が読み取れることから、現在2系統ある「上記」のうちの「宗像本」(もとは国学者・幸松葉枝尺が宗像家に伝わっていたものを写したものなので、こう呼ばれる)を写したものだと推測されます。

今回はコピー本ですから、正確に言うなら「宗像本」の写しの写しの写しということですね。ややこしい・・・。

基本的にコピー本の買取はしていない古書店様がほとんどかと思います。ですが、こういったレアなものには稀に高額査定が付くことがあります。

例外中の例外なので、あまり参考にはならないかも知れませんが、こういう掘り出し物に出会うこともあります。

200718-001738

安心して信頼できるお店へ買取依頼できるサービス「古本一括査定.com」